マネージャーとメンバーの違いとは?これからの時代を生き抜くマネジメントについて【イベントレポート】

はじめに
Emoコミュニティサイト内で、Uniposさんとの共同セミナー「これからの時代を生き抜くマネジメントって?」 を開催しました!
「急成長を導くマネージャーの型」(通称:マネ型)をベースにした長村の講義と、Unipos松島副社長との対談形式で学びを深める回となりました!
本レポートでは、イベントの内容を抜粋してまとめましたので是非最後までお読みください!
開催日時:2021年12月6日(月)13:30~14:30
登壇者
Unipos株式会社 代表取締役副社長COO
松島 稔
2006年株式会社ネットエイジ(現ユナイテッド)に新卒第1期生として入社。
同年、Fringe81株式会社へ出向し、創業時より営業組織開発・新規事業/商品開発・事業アライアンスに従事
Fringe81がマネジメントバイアウト後、2013年7月より取締役COOに就任。広告事業/新規事業を統括
2018年4月 Unipos株式会社取締役に就任。
2021年6月よりFringe81株式会社代表取締役副社長に就任。2021年10月より現職。
株式会社EVeM 代表取締役社長
長村禎庸
株式会社リクルートにてゼクシィの営業を担当。
その後、株式会社ディー・エヌ・エーに転職。広告営業マネージャー、子会社取締役、広告事業部長、採用マネージャー、経営企画マネージャーなどを担当。
株式会社ぺロリ出向後、社長室長 兼 人事部長として、ぺロリの事業・組織の拡大に貢献。
2017年に株式会社ハウテレビジョンに入社、取締役COOとしてビジネス部門を統括し一部上場を経験。
2020年独立。
メンバーにコミットする
長村:急成長を導くには、無数の才能の爆発が必要であり、そのためには以下の3つの要素が必要です。
①メンバーコミット
②イーブンな立ち位置
③才能を活かす型
前提として、メンバーを大事にする気持ちがベースにあった上で「型」を活用することで、メンバーの才能を爆発させることができます。
マネージャーに向いていない人はどんな人ですか?と聞かれることがありますが、「メンバーの成功を心から願えない人」とお答えします。
「型」は学習し身につけられるものなので向き不向きはありませんが、「メンバーに成功してほしい」というベースになる気持ちが持てない人はマネージャーに向いていないと思います。
ただ、向いていないことが悪いことでは決してありませんので、他のところで力を発揮すればよいのです。

イーブンな立ち位置
マネージャーとメンバーは、役割の違いであって対等な関係です。
先ほどお話ししたように、無数の才能が爆発するようなマネジメントをしないと急成長はできません。
トップが決めたことに従うという「命令による統率」では、メンバーの中に眠っているアイデアや才能は引き出しにくいのではないでしょうか?
反対に、「創発とディレクション」では、メンバーのアイデアを十分に引き出して、その方向性をディレクションするというイメージです。

「創発とディレクション」のイメージでやっていますという方も多いかもしれませんが、今一度問いたいことがあります。
皆さんは普段の言葉遣いで、「部下」「手足」「現場」「上に立つものとして〜」など、使っていないでしょうか?
この言葉遣い自体が、「創発とディレクション」の思想を体現できていません。
言葉遣いに全てのスタンスが表れますし、メンバーを萎縮させるだけでなく、マネージャーである自分自身もそのような思想になってしまいます。
マネージャーのあるべきスタンスとは?
松島:言葉遣いに気を付けるというお話しがありましたが、言葉遣い以上に、その背景にある無意識的な反応にメンバーは敏感だと感じます。
例えば、自分とは全く違う意見を言われた時に、言葉では「いいね!」と言っていても、心では絶対に思っていないような立ち振る舞いや反応をしていることがあると思います。
そこで私が大事にしていることが、「誰も答えを知らないという前提で全員で考え、1番良いものを見つけにいこう」というマインドセットです。
マネジメントにおいてはそういったスタンスが大事だと思います。
長村:振る舞いで見せることは非常に重要ですよね。マネージャーが持っている評価権限に対して萎縮してしまう部分はあると思います。
それでもなお「一緒にやっていこう!」と示すことは難しいと思いますが、松島さんが工夫していることがあれば教えてください。
松島:いかに顧客に近いメンバーからの情報が大切かを行動で表せるかが重要だと思います。
私は朝にメンバーの架電や商談の録音を聴くようにしています。それを元に、「なんでこの時こう話したの?」などメンバーに聞くのですが、「その架電も聴いているんですか?!」と言われます(笑)
このように、私自身はとにかく行動で示すことを大事にしています。
才能を活かす型
※イベント内で紹介した3つの型の中から1つを抜粋してご紹介します。
長村:メンバーにどのような仕事を任せればその才能は爆発するのでしょうか?松島さんはどうお考えですか?
松島:大事にしているのは、「サポートとチャレンジのバランス」です。
サポートしながらチャレンジできるようなギリギリのラインを見極めています。
また、そもそもメンバーは何が好きなんだっけというところや、強みを活かせるような仕事を任せることも意識しています。
長村:ありがとうございます。
「アサインメントの型」に沿ってお話しすると、以下の3つの要素を考慮することで最適なアサインメントが可能です。
タイプ:メンバーはどのようなタイプなのか?
スキルレベル:メンバーはどのようなスキルレベルなのか?
Will/Can:メンバーはどのようなWill/Canを持っているのか?
【タイプ】
メンバータイプは以下の4タイプに分けられます。

【Will/Can】
Will/Canも以下の4つに分けられます。

【管理する】
管理の際は以下のような表を作ってみると分かりやすいと思います。
必ずしも全て最適アサインになったり、タイプに合っているということは少ないかもしれませんが、「タイプ・スキル・Will/Can」を把握した際に、最大限メンバーが活きるアサインを考えることが重要になります。

おわりに
本イベントでは、マネ型の内容をベースに「これからの時代を生き抜くマネジメント」について学びを深めました!
全ての型が知りたい・学んでみたい!という方は、是非noteや書籍をチェックしてみてくださいね!
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Unipos (ユニポス) | 心理的安全性を高め、挑戦できる風土をつくる
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